【トップは語る】第一フロンティア生命保険　外貨建て保険、高齢化対応で先行 (1/2ページ)

　□第一フロンティア生命保険社長・川島貴志さん（５７）

　－－銀行窓口で販売される保険商品の市場が縮小してきた

　「超低金利で円建ての保険商品が成り立たなくなった分、市場全体が縮小を続けている。ただ、当社の２０１７年４～６月期の販売は前年同期を上回った。外貨建ての定額保険、特に個人年金の受け取りや相続対策など、高齢化社会ならではのニーズに対応した商品の品ぞろえを充実させてきたことが支持につながっている」

　－－円建て保険の先行きは

　「昨年１２月に販売を再開した円建て保険は売れている。円建てへの根強いニーズがある限り、当社にも供給責任がある。円建ての金利にほとんど魅力がないというのを実感した上で、今の主力である外貨建て保険を選んでいただくという意味もある。１５～２０年物国債の金利がもっと上昇してくれば、順次、これらの金利に対応した円建て商品の販売も再開したい」