英BAT日本法人、加熱式たばこ販売全国展開 先行「アイコス」追走

加熱式たばこ「グロー」を紹介する英BAT日本法人のピーター・シモンス副社長=東京都港区
加熱式たばこ「グロー」を紹介する英BAT日本法人のピーター・シモンス副社長=東京都港区【拡大】

 英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)日本法人は24日、加熱式たばこ「グロー」の全国販売を10月2日から開始すると発表した。これに伴って現在3都府県にある旗艦店を年内に札幌、名古屋、広島、福岡でも開設。先行する米フィリップ・モリス・インターナショナルの「アイコス」を追走する。

 グローは昨年12月に仙台市で限定発売し、今年7月に宮城、東京、大阪の3都府県へ広げた。販売実績について、BAT日本法人のピーター・シモンス副社長は「3都府県の喫煙者の1割がグローを使っており、成長速度はアイコスを上回っている。加熱式でのトップシェアが目標だ」と記者会見で語った。

 全国展開に合わせ、現在3種ある専用たばこ「ケント・ネオスティック」(20本、420円)の新フレーバーで“なめらかメンソール”と銘打った「スムース・フレッシュ」を発売。専用加熱器の限定モデル3色を9~11月に各1000台、ネット上で抽選販売する。

 加熱式たばこは、3年前に発売されたアイコスが累計で300万台以上を売り上げている。一方、日本たばこ産業の「プルーム・テック」は昨年4月に福岡市で発売、今年6月に東京都心でも売り出した。全国拡大は来年前半の予定で、2社に比べ出遅れている。

 国内たばこ市場に占める加熱式の割合は約10%に上っており、年内に15%まで達する見込み。加熱式への乗り換えが進むことによって、紙巻きたばこの今年上半期(1~6月)の国内販売量は前年同期比11%減と大幅にダウンしている。

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