【膨張する仮想通貨】(下)ビットコイン、イーサリアム…分裂は想定外 管理者不在、規制に限界 (1/2ページ)

ビットコイン決済の店舗側の端末画面。顧客は示された2次元コードを読み取ることで決済する
ビットコイン決済の店舗側の端末画面。顧客は示された2次元コードを読み取ることで決済する【拡大】

 仮想通貨「ビットコイン」が、業界の利害対立で分裂。取引や使用が一時停止に追い込まれるなど、従来の通貨では考えにくい事態が発生した。管理者の不在が大きなリスクになり得ることが浮き彫りとなった。

 翻弄された利用者

 「何が起こるか分からない」。8月1日午後9時すぎ、東京都港区のフィスコ仮想通貨取引所のオフィスでは、田代昌之アナリスト(37)がパソコンの画面を凝視し、新たな仮想通貨の出現に神経をとがらせていた。

 政府や中央銀行が管理する法定通貨と違い、公的な管理者がいないビットコインでは「マイナー(採掘者)」と呼ばれる民間事業者が手数料を得て送金などの取引データをネット上の台帳に記録し、取引が承認される。

 だが今年に入って、規格をめぐり業界内で利害が対立。中国に拠点を持つ民間事業者のグループがビットコインから枝分かれした「ビットコインキャッシュ」と呼ぶ新たな仮想通貨を2日未明に誕生させた。分裂の前後は取引所が一部取引を休止し、導入する店舗が受け入れを中止するなど混乱が生じた。

 田代氏は、管理者がいない世界で民間事業者が自身の利害を優先し、分裂が起こったと指摘。一連の騒動を「利用者が蚊帳の外に置かれ、翻弄された」と振り返る。

時価総額でビットコインに次ぐイーサリアムも分裂

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