工場・倉庫特化、きめ細かく対応　タープ不動産情報・三浦孝志社長 (2/3ページ)

　海外物件もサポート

　－－他社と比べての優位性は

　「仲介、管理、工事から保険、法務、税務までワンストップでサービスを提供している点だ。一般住宅と異なり工場物件は環境関連の規制も多く、広範な法律知識が欠かせない。このため人材育成が重要だが、一人前になるのに５年間かかるため、新規参入事業者はほとんどない。加えて当社では、工事が必要になった場合の利益率に上限を設けて、できるだけ価格を低く抑えるようにしている。仲介、管理など幅広い業務を展開しているため、工事部門で赤字でもトータルで利益を出せばいいという考えだ。相場より安くなるので相見積もりになった場合、１０回中９回は成約に至っている」

　－－海外戦略は

　「中小企業との取引でアジアの物件への問い合わせが増えている。国内の人手不足や人件費の問題もあり、中小企業の間では海外に対する関心が高いが、どうしていいのか分からないのが現状だ。そこでベトナムの工業団地内の貸倉庫・工場の仲介を８月から始めた。日本とは法律も労働習慣も違うため、顧客に対して権利関係、契約、運営に関するサポートも徹底して行っている」

今後の成長イメージは