太陽生命が長寿年金参入、長生きするほど年金多く、高齢時代に対応

 生命保険各社が長生きリスクに対応した商品を相次ぎ投入している。太陽生命保険は10月から、長生きするほど多額の年金を受け取れる「長寿生存年金保険」など2種類の保険商品の取り扱いを始める。日本生命保険、第一生命保険も同様の保険で販売を堅調に伸ばしており、競争の激化が予想される。

 太陽生命は長寿生存年金保険に加え、介護が必要となった場合、一生涯年金が受け取れる「終身生活介護年金保険」も取り扱う。同社は高齢社会に備えた商品開発を強化。発売する2商品は特約を付ければ、がんなどの3大疾病や重度の糖尿病にかかった場合、保険料の払い込みが免除される。

 日本生命保険が昨年4月、第一生命保険も今年3月に長寿生存保険を発売。日本生命は「今年7月末まで約4万5千件の加入があるなど堅調に推移している」という。

 長寿生存保険は、早く死亡すると損が大きい代わりに長生きするほど多くの年金を受け取れる仕組み。現在、日本人の平均寿命は年々上昇しており、平成62(2050)年には100歳以上人口は、現在の7万人から約70万人に達すると見込まれる。寿命が延び、老後の生活費や医療費などの負担が増す「長寿リスク」が高まることも予想され、各社が商品開発を急いでいる。

 政府も、安倍晋三政権の看板政策「人づくり革命」を議論する有識者会議の名称を「人生100年時代構想会議」としており、今後、高齢時代を見据えた動きが活発化しそうだ。

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