化粧品各社、20代女性に照準 アンチエイジング強化から一転、顧客層を拡充 (1/2ページ)

資生堂が導入したタッチパネル機能付きの鏡=東京・銀座
資生堂が導入したタッチパネル機能付きの鏡=東京・銀座【拡大】

 化粧品各社が20代前半を中心とする若い女性の開拓に力を入れている。カネボウ化粧品は、あまりスキンケア化粧品を使ったことがない層に向けドラマを制作し、5日にネット配信を始めた。資生堂は売り場に独自のデジタル機器を導入し、20代女性への接客を強化している。国内市場がしぼむ中、他社に先駆けて若年層を囲い込み、継続的に商品を使ってもらう考えだ。

 カネボウは、スキンケア化粧品「suisai(スイサイ)」の販促で、女優の新木優子さんを主人公に起用した約7分のドラマ「わたしのままで」を制作、同ブランドのサイト上で無料配信を始めた。劇中では商品の宣伝は行わず、スキンケアを通して前向きになる主人公の姿を描くことで「見た人に共感してもらい、スキンケア商品を試してもらう」ことを狙った。同社のこうしたドラマ制作は初めて。

 資生堂は、東京・銀座の商業施設にある主力ブランド「SHISEIDO」の店舗を7月末に改装、接客カウンターの鏡に触れると商品内容や使用方法を映し出すタッチパネル技術を導入した。また、カウンセリング後に提供するQRコードをスマートフォンで読み取ると、計測した肌の水分量などをネット上で確認できるという。

 各社が獲得に力を入れる世代は、2000年代以降に成人した「ミレニアル世代」の中心的存在で、スマホやSNSを使い慣れているためデジタル世代とも呼ばれる。資生堂は「(デジタル機器導入で)接点をつくり、長く使ってほしい」と話す。

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