日本マクドナルド、主婦採用強化へ店舗体験会

　日本マクドナルドは５日、人手不足に対応するため、主婦を対象とした新たなアルバイトの採用キャンペーンの実施を発表した。ハンバーガー作りや接客などの体験会を店舗で開き、自分に合う仕事かどうか見極めてもらった上で採用につなげ、即戦力として活用する狙い。

　店舗は若者の職場のイメージが強いが、同社によると、学生に比べて主婦はアルバイトとして働く期間が長く、離職率が低いという。

　このため、現在約１３万人いるアルバイトの２割程度にとどまる主婦の比率を高めたい考えだ。

　体験会は一部を除く全国の店舗で１回約３０分実施。１０月３１日までの期間限定で、実施日は店舗によって異なる。日本マクドナルドのホームページや電話で応募できる。

　５日に東京都内で記者会見した人事本部の長敦子本部長は人材を確保するためには「主婦や高齢者、外国人に対して安心して働く場として選んでもらうことが大切だ」と強調した。１週間当たり２時間など短時間の勤務も可能で、家事や育児の合間に働けるという。