ローソン、売れ残り食品を肥料に リサイクルで食品ロス対策 循環システムの仕組みづくりへ (2/2ページ)

売れ残り食品からつくった肥料でキャベツ栽培に取り組むローソンの専属農家=愛知県豊川市
売れ残り食品からつくった肥料でキャベツ栽培に取り組むローソンの専属農家=愛知県豊川市【拡大】

【用語解説】食品ロス

 まだ食べられるのに廃棄される食品。農林水産省の推計によると、2014年度は国内で約621万トンの食品が捨てられた。これは国連機関による食料援助量の約2倍に相当する。メーカーが需要を見誤って生産し過ぎたり、スーパーやコンビニなど流通企業が賞味期限の手前でもう売れないと判断したりして廃棄されるケースが多い。事業者から出る分が339万トンと半分以上を占め、家庭を上回っており、事業者サイドでの削減の取り組みが課題になっている。