【視点】持続可能な供給網構築を 日本の消費者感度鈍く (1/3ページ)

インタビューに答える大和総研主席研究員の河口真理子氏
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 □大和総研主席研究員・河口真理子氏

 地球環境や貧困国の労働者を犠牲にした大量生産、大量消費を見直し、持続可能なサプライチェーン(供給網)の構築を目指す動きが世界的に広がっている。「エシカル(倫理的)消費」の呼びかけを続ける大和総研主席研究員の河口真理子氏に内外事情や課題を聞いた。

 〈持続可能な調達はいまやグローバル企業の戦略になりつつある〉

 「ユニリーバやネスレをはじめ、欧米のグローバル企業は消費者の旺盛な問題意識を背景に、競って責任ある調達に取り組み始めた。投資家の影響力も大きい。地球環境や社会問題に関する経営戦略を投資判断の要素として重要視するESG投資が欧米では主流になりつつあり、企業も経営の課題として意識せざるを得なくなっている。日本企業の取り組みはまだ限定的で、大きく出遅れているのが実情だ」

 <彼我の差は消費者にもあると指摘する>

 「1000人以上死者が出た2013年のバングラデシュ・ダッカ近郊のビル崩壊事故では、有名ファストファッションの縫製に従事する労働者が大勢犠牲になり、安さのからくりが白日の下にさらされた。最貧国の労働者を犠牲にしてつくられてきた不都合な現実が暴かれ、欧米ではアパレルメーカーに対して激しい批判が巻き起こった。日本では、責任の一端が自分たち消費者にもあるという発想が生まれず、目立った運動は起きなかった。日本の消費者は残念ながら、この種の問題には感度が鈍い」

『お客さまは神様』、生産現場への想像力がない

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