住友大阪セメント、中国で光通信部品設備増強 19年までに生産能力倍増

中国の製造工場に新しく導入した生産ライン=広東省
中国の製造工場に新しく導入した生産ライン=広東省【拡大】

 住友大阪セメントは中国で、光通信用部品の生産体制を強化した。12億円を投じて製造子会社「東莞住創光電子技術」(広東省)の設備を増強。世界最高レベルの伝送速度を持つ部品の生産にも着手した。これによって2019年までに、同拠点の生産能力を倍増する計画だ。

 中国ではクラウドコンピューティングやスマートフォンの普及、4K画像伝送などの需要に加え、政府の経済政策などによって光通信市場が急速に拡大している。

 こうした中、住友大阪セメントは中国の工場で電気信号を光信号に変換する「LN(ニオブ酸リチウム)変調器」を生産。光情報通信システムに組み込まれて大手情報通信会社に納められ、データや画像などの高速、大容量伝送に用いられている。これまでは通信速度が毎秒10ギガ(1ギガは10億)ビットと同40ギガビットタイプという高機能製品群を生産していたが、同100ギガビットタイプにも対応できるようにする。

 これによって中国をはじめとする世界的な高速通信の需要拡大に対応。市場成長を上回る生産体制を構築することで、世界のLN変調器市場でトップシェアを目指す。

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