【Bizクリニック】スタバからみる企業理念 良いニュース生む「社会や顧客に対する約束」を (1/2ページ)


【拡大】

 □広報ブレーン代表取締役・管野吉信

 広報活動を始めようとしても、何から着手すればいいかが分からない企業は多い。そんなときは企業理念の再構築からスタートしよう。社会や顧客にどんな会社で、どのように貢献していくかを明確にすることにより、ニュースを生み出す方向性も定まっていく。

 企業理念は、企業のブランド力を形成するブランディングの基礎となる。一般的な手法は「スローガン・ビジョン」「基本理念/企業理念=ミッション」「共有する価値観/行動規範」の3つに分けて構築する。スローガン・ビジョン、基本理念/企業理念=ミッションによって「社会や顧客に対する約束」を掲げ、それを実現するために社員がどのように行動するかを、共有する価値観/行動規範に落とし込む。

 例えば、スターバックスコーヒージャパンは「人々の心を豊かで活力あるものにするために-ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」をミッションに掲げている。これを実現するための行動指針は「お互いに心から認め合い、誰もが自分の居場所と感じられるような文化をつくります」「勇気をもって行動し、現状に満足せず、新しい方法を追い求めます。スターバックスと私たちの成長のために」「誠実に向き合い、威厳と尊敬をもって心を通わせる、その瞬間を大切にします」「一人ひとりが全力を尽くし、最後まで結果に責任を持ちます」と定めている。社会や顧客に対するメッセージと行動指針が明確であり、それを公言することによって事業の推進力を生み出している。

「~のために」で終わってしまう日本企業