【和歌山発 輝く】「原材料こだわり」珍しい食酢・日本酒の蔵元に “逆ばかり営業”で販路拡大 (4/5ページ)

たくさんの木桶が並ぶ圧巻の酢蔵の風景=和歌山県紀の川市
たくさんの木桶が並ぶ圧巻の酢蔵の風景=和歌山県紀の川市【拡大】

  • 雑賀衆のシンボルマーク・八咫烏がデザインされた雄町純米大吟醸「雑賀」

 --トレーナーにも影響を受けた

 「人間には得手不得手がある。私のトレーナーは得手をすごく伸ばしてくれた人だった。トレーナーがいなかったらプロボクサーを続けられなかったと思う。うちのスタッフにも、できるだけ得手を伸ばして、彼らが表現できることを表現させてあげたい。人間、認められたいという欲求がすごく大きいと思う。外部からも『あの日本酒を造っている誰々さん、すごいよね』と認めていただける環境を作りたい。そのため、営業はこれまで営業担当がしていたが、最近では造り手にも一緒に行ってもらっている」

 --今後の展望は

 「人口減の地域に無理をしても仕方がないので、市場はこれからも東京が中心になるだろう。しかし、和歌山の食文化に支えられてここまでこられたからこそ、今がある。私たちの商品の原材料を栽培してくれている県内の農家と一緒になって、和歌山の食文化を国内外に発信していきたい」

【プロフィル】雜賀俊光

 さいか・としみつ 明大政経卒。サントリーに入社し、営業を担当。家業を継ぐため、1993年、和歌山に戻った。2006年から現職で、社名を「九重雜賀」にした。49歳。和歌山県出身。

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