【ビジネスのつぼ】人間主体変わらず…マツダ「CX-5」、走る喜びと美しさでSUVブーム牽引 (1/5ページ)

CX-5の開発、デザインなどを担当するマツダの松岡英樹氏(左)と諫山慎一氏
CX-5の開発、デザインなどを担当するマツダの松岡英樹氏(左)と諫山慎一氏【拡大】

  • 同車種の2WDとの燃費差を最小2%に抑えた4WDの「CX-5」=北海道上川郡剣淵町
  • CX-5を製造するマツダの本社工場=2012年7月、広島県府中町
  • 資本提携を発表するマツダの小飼雅道社長(右)とトヨタ自動車の豊田章男社長=8月4日、東京都中央区

 悪路での走破性やスタイリッシュなデザインで人気が高まるスポーツ用多目的車(SUV)。そのブームを牽引(けんいん)しているのが2012年2月に発売されたマツダの「CX-5」だ。走りと環境・安全性能の両立を目指した独自の「スカイアクティブ」技術を全面採用し、美しいボディーを実現。今年2月に登場した2代目では、乗り心地や静粛性も大幅に向上した。クルマと「人馬一体」で走る喜びを追求し、快走し続ける。

 独自技術「匠塗」を採用

 地底からわき出るマグマのエネルギーを思い起こさせ、ルビーのような輝きと濁りのない深みのある赤。2代目CX-5の特別塗装色「ソウルレッドクリスタルメタリック」には誰もが目を奪われる。

 熟練職人が手塗りしたような精緻で高品質な塗装を、量産ラインで実現する独自技術「匠塗(たくみぬり)」を採用。高彩度な顔料を新たに開発し、光の反射を緻密に制御することで初代の「ソウルレッドプレミアムメタリック」と比べ彩度を約2割、深みを約5割増した。

 もともと赤は縁起がよく、攻撃的なイメージもある色だが、マツダの歴代ヒット商品と縁が深い。小型車「ファミリア」、スポーツカー「ロードスター」「RX-7」などでもメインカラーだった。

「人馬一体」の走りを追求するマツダ