日本のトラック3社、東南アで火花 “王者”三菱ふそうを日野、いすゞが猛追 (1/4ページ)

三菱ふそう車の整備を行う24時間サービスセンターの作業の様子=8月30日、ジャカルタ
三菱ふそう車の整備を行う24時間サービスセンターの作業の様子=8月30日、ジャカルタ【拡大】

  • 三菱ふそうトラック・バスのブランドアンバサダーを務めるインドネシアのシンガー・ソングライター、イワン・ファルス氏(左、同社提供)

 インドネシア市場を舞台に日本の商用車メーカー3社が火花を散らしている。首位の三菱ふそうトラック・バスを、ライバルの日野自動車、いすゞ自動車が猛追。対する三菱ふそうはトラックの整備サービスを拡充するほか、現地の国民的歌手と組んだプロモーション展開などで地盤強化を図り、王者の座を死守したい考えだ。さらにメルセデス・ベンツブランドの大型トラックの現地生産も始まり、インドネシアのトラック運転手たちは熱い視線を送っている。

 インフラ投資追い風

 「3年以内に必ずシェア50%を取り戻したい」

 急速な都市化に伴う交通渋滞や二輪車の大群が名物のインドネシアの首都ジャカルタ。三菱ふそう車の現地販売を手掛けるクラマユダ・ティガ・ベルリアン・モーターズ(KTB)のオフィスで、義達孝弘マーケティングディレクターは日に焼けた顔で熱弁した。

 インドネシアの商用車市場は三菱ふそう、日野、いすゞの3社がシェアの9割を握る。首位の三菱ふそうとインドネシアの関係は深い。1970年に市場参入し、75年には小型トラック「キャンター」を「コルトディーゼル」として発売。今年に入り累計販売100万台を達成した。

 ただ、最近では日野、いすゞも健闘しており、三菱ふそうのシェアはピークだった2001年の65%から16年に46%に落ち込んだ。

メルセデスも生産