【知恵の経営】地域に根差した信用金庫 (1/2ページ)

 □法政大学大学院政策創造研究科教授アタックスグループ顧問・坂本光司

 民間金融機関には「メガバンク」「地方銀行」「信用金庫」そして「信用組合」などがある。それぞれ存在目的や使命が異なるが、信用金庫はメガバンクや地方銀行とは違い、地域密着で中小企業専門の金融機関である。

 戦後一貫して、右肩上がりに増大してきた信用金庫だったが、バブル崩壊以降、経済成長の著しい減速化や少子高齢社会の進行に伴う人口の減少、さらには開業の不足や廃業の多発、加えて言えば、メガバンクや地方銀行の中小企業分野への攻勢などもあり、多くの信用金庫はこの25年間、再編の嵐にさらされてきた。

 事実、バブル経済末期(1991年3月末)、全国には454庫もの信用金庫が存在していたが、今や264庫と、このわずか25年間で190庫、率にして42%もの信用金庫が合併などにより消滅している。

 経済社会のグローバル化やボーダーレス化の進行など世界的な金融環境の変化の中で、地方銀行や信用金庫を問わず、こうした厳しい傾向は、恐らくこれからも続いていくものと思われる。

 こうした中にあって、創業以来、地域企業や地域住民に絶大な支持を受け、独立独歩の道をひた走っている信用金庫が全国にはいくつかある。その代表格が、今回取り上げた「但陽信用金庫」(兵庫県加古川市)である。

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