日東工業、自然災害再現の試験棟開設

 日東工業は菊川工場(静岡県菊川市)に、新しい試験棟「風雨・耐震試験棟」を開設した。ゲリラ豪雨や台風並みの強風、大規模地震の揺れなどを再現できる設備を導入し、より自然に近い環境下で、電源や通信機器を収納する屋外キャビネットやシステムラックの開発や品質向上を図る。投資額は約20億円。試験棟には業界で初めて風雨試験装置を導入。最大風速毎秒60メートル(時速216キロ)、最大降雨量300ミリまでの強風、豪雨を同時に再現できる。また、3軸耐震試験設備は熊本地震などの直下型地震を想定した揺れを起こすことができる。