米投資会社、東芝系のWH買収を検討 4500億円弱の可能性

米ペンシルベニア州のウェスチングハウス本社(AP)
米ペンシルベニア州のウェスチングハウス本社(AP)【拡大】

 【ワシントン=小雲規生】ロイター通信は27日、東芝系で3月に経営破綻した米原発大手ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)について、米投資会社のブラックストーンやサーベラスがそれぞれ買収を検討していると報じた。関係者の話としている。

 ブラックストーンは別の米投資会社と共同での買収を検討。手続きの初期段階ではあるが、買収額は40億ドル(約4500億円)近くになる可能性があるという。またサーベラスは原発建設のための部品供給を手がける米国メーカーとの買収を考えているという。

 WHは米国で電力会社2社から原発4基を受注したが、工期が大幅に遅れて巨額損失の計上を迫られ、3月に経営破綻した。ブラックストーンなどの投資会社は既存原発などのメンテナンスなどの業務で安定した収益が見込めると判断しているという。

 原子力関連の技術をもつWHを米国外の企業が買収する場合には、国家安全保障上の問題があるかどうかを米政府の対米外国投資委員会が審査する。ロイター通信によると、関係者は外国企業による買収はより難しくなるとの見通しを示しているという。

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