北陸新幹線が東京-長野の「長野新幹線」として1997年に開業して20周年を迎えたのに合わせ、JR東日本が1日、長野駅で記念列車の出発式を開いた。
JR東日本の伊藤悦郎長野支社長が「長野の発展のため、北陸新幹線の次の20年をスタートさせたい」とあいさつ。テープカットの後、出発の合図を受けて東京方面に向かった車両を、集まった鉄道ファンらが見送った。
母親と出発式を見に訪れた長野市の中学3年清水綾太さん(15)は「金沢への延伸開業のセレモニーにも参加した。車両がかっこいい」と北陸新幹線の魅力を語った。
長野駅前では記念のステージイベントなども行われた。
北陸新幹線は、長野冬季五輪開幕前の97年10月に東京-長野が先行開業。2015年3月に長野-金沢が延伸開業した。