熊谷組、在宅向け介護ロボットに参入 自立歩行器5万台販売目指す (1/2ページ)

自立歩行支援機器のデモ。立ち座り、転倒防止、体重免荷という3つの機能を導入した点が売りだ
自立歩行支援機器のデモ。立ち座り、転倒防止、体重免荷という3つの機能を導入した点が売りだ【拡大】

 熊谷組は、在宅向けの介護ロボット事業に参入する。電動アクチュエーターによる立ち座り介助、転倒防止、バネによって体重を軽減する体重免荷という3つの機能をそろえた自立歩行支援機器「フローラ・テンダー」を開発。グループ会社のファテック(東京都新宿区)が同社の代理店網を活用して、来年4月から販売を開始する。超高齢化社会の進展に伴い要介護の高齢者が急増、自宅で介護を希望する人も増えている。また、アジアでも高齢化が進んでいることから、輸出も含め5年間で5万台の販売を目指す。

 フローラ・テンダーは屋内専用の機器で、開発コンセプトは「自分で自分を介護する」(熊谷組建築生産イノベーション技術部の渡辺英彦部長)。つえや介助があれば何とか歩行できるものの転倒の心配がある人や、膝の痛みなどで立ち座りや歩行に苦痛を感じる人が主な顧客層となる。

 「立って歩いて座る」という一連の動作を歩行器で行うことにより、歩行能力の向上につながる。これによって「日常生活のモチベーションや意識の向上、健康寿命の延伸にも寄与する」(渡辺部長)としている。

高齢化が進む中国、韓国、台湾もターゲット