【リーダーの素顔】セキュリティーなど付加価値提供 (2/3ページ)


【拡大】

 --降格人事をどのように受け止めたのか

 「当然ながら悔しいし、人の目が気になりました。こういう事態に陥った理由を分析することが重要なのに、当初はあまり反省せず、八つ当たりばかりしていました。ただ、貴重な経験をしたという実感があります。そんなこともあって、私が経営トップになった後も降格人事を取り入れています」

 --数値目標を達成できないと、降格対象になるのか

 「運に加え、過去に担当していた人の積み重ねも影響するので、それはありません。ただ、組織をまとめられなかったり、力でねじ伏せるマネジメントが顕著だったりした場合、何度かサインを出し、それでも変化がなければ、預けた肩書を返上してもらいます。モチベーションが低下しないよう復活人事も用意しています」

 --多様な人材を積極的に活用するダイバーシティ経営にも力を入れている

 「20年前のIT業界は『きつい』『厳しい』『帰れない』といったブラック的なイメージが強く、女性の占める割合も低かったので、当時から女性の採用を積極的に進めてきました。現在の女性比率は3割で、第1子を出産して復帰する割合は約9割です。女性幹部も積極的に登用しています。外国人も1割。ダイバーシティ経営の資産を築くには、20年の歳月が必要でした」(伊藤俊祐)

                  ◇

【プロフィル】舩越真樹

 ふなこし・まさき 慶大商卒。千代田火災海上保険(現あいおいニッセイ同和損害保険)を経て1995年4月インフォメーション・ディベロプメント入社。同年6月取締役。副社長などを経て2006年1月から現職。鳥取県出身。58歳。

今、あなたにオススメ
Recommended by