中堅2監査法人が合併合意 太陽監査法人と優成監査法人が発表

 太陽監査法人(東京)と優成監査法人(同)の中堅2法人は3日、来年7月1日の合併を目指して協議を進めることで基本合意したと発表した。経営基盤を強化し、優秀な人材の確保や海外拠点の充実を目指す。国際会計基準(IFRS)やIT化への対応にも力を入れる。

 関係者によると、合併後の名称は太陽監査法人とする方針。

 太陽によると、合併により人員は約800人になり、監査を担当する上場企業は約200社に上る。新日本、トーマツ、あずさ、PwCあらたの四大監査法人に次ぐ規模になり、有力な上場企業の監査を受注する狙いもあるとみられる。

 太陽と優成は、東芝が米原発事業の巨額損失を巡ってPwCあらたと対立し、監査法人の変更を一時検討した際に候補として取り沙汰された。