【日本発!起業家の挑戦】「スマ勉」世代にノート共有アプリ提供 (4/6ページ)

勉強ノートを共有するプラットホームを事業化したアルクテラスの新井豪一郎社長
勉強ノートを共有するプラットホームを事業化したアルクテラスの新井豪一郎社長【拡大】

 ◆日米で決断力に差

 --日本とアメリカのスタートアップの大きな違いが表れていると思います。アメリカでは、うまくいかない製品に見切りをつけて方向転換をするのが非常に速い。ときに速すぎるぐらいです。しかし、日本のスタートアップの多くでは、「私たちは間違った決断をした。新しいことを試みるべきだ」と言うのに時間がかかります。感情的に入れ込みすぎているのかもしれません

 「そのとおりだと思います。日本では社員が現在取り組んでいるプロジェクトに対して強い愛着を持つ傾向にあります。通常はそれが会社にとって良いことですが、経営方針に変化が必要なときには、社員の熱意が方向転換を難しくする側面があります」

 --Clearのマーケティング戦略についてお聞きします。学校、親、生徒、誰をターゲットにしているのですか

 「生徒に直接働きかけることに重点を置いています。有料広告は全くしていません。ツイッターで非常にアクティブに情報を発信しています。ほとんどのユーザーは口コミで私たちを見つけるか、学校の友達に勧められてアプリを使い始めます」

 --フェイスブックや他のマーケティング・チャネルは使わないのですか

 「日本の中高生はフェイスブックやその他のソーシャルメディアをあまり使わないので、私たちにとっては意味がないのです」

 --おもしろいですね。ほとんどのエドテック企業は学校や親をターゲットにしています。児童・生徒・学生はあまりお金を持っていませんからね

 「(笑)それは、その通りですね。でもClearを使うのにお金はほとんど要りません。Clearでやっているのはコミュニティーづくりです。大部分のコンテンツは無料で利用できますし、まとめノートを売っている生徒も大金を課しているわけではありません。とても安いですよ。おそらく、彼らもそんなにお金が必要ないんでしょう」

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