【日本発!起業家の挑戦】「スマ勉」世代にノート共有アプリ提供 (5/6ページ)

勉強ノートを共有するプラットホームを事業化したアルクテラスの新井豪一郎社長
勉強ノートを共有するプラットホームを事業化したアルクテラスの新井豪一郎社長【拡大】

 --Z会グループ・朝日学生新聞社と昨年、業務提携しました。こうした提携から今後新しい事業が生まれるのでしょうか

 「資本提携先はコンテンツ製作者です。朝日学生新聞の新聞記事や受験問題に関する情報は、生徒たちにとって学びの宝庫です。Z会はご存じの通り通信教育、参考書などの学習コンテンツを多数持っています。生徒たちが解けるたくさんの問題をアプリ内で配信できるようになります」

 ◆新たな指導法構築も

 --しかし、提携関係から得られるものはそれだけではないのでは? 提携先の学習コンテンツへのアクセスが手に入る一方で、アルクテラスは生徒がどんな問題でつまずくのか、逆にどんな問題を簡単だと思っているのか、共有されるノートから分かります。ノートでどんな解き方や解説が最も支持されているかという情報も手に入れられます。子供たちを指導する全く新しい方法を構築するための必要なパーツは全部そろっているようです

 「もちろん出版社側は参考書や教材をより良いものにするために、生徒からのノートを通じたフィードバックを得ることに関心を示しています。将来、そのような情報を提供していくつもりです。新しい指導・学習方法の構築については、今はまだ言えることがあまりありませんが、1、2年後にまた聞いてみてください」

                  ◇

 アルクテラスは、私が普段エドテック系スタートアップにやってはいけないとアドバイスしていることをやって、成功している。生徒を対象にマーケティングすることだ。日本では、試験対策や学習ツールの市場が巨大で競争が激しい。そのため、新製品をローンチするときは、一括購入する塾や、購入に関して決定権を持ち、子供たち本人よりも往々にして子供の学習に意欲的な親たちをターゲットにする方が理にかなっている。

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