柏崎刈羽原発の再稼働合格 東電、収益改善に道筋 原子力再編・統合の呼び水に (2/2ページ)

新潟県の東京電力柏崎刈羽原発。手前側に5、6、7号機、奥側に1~4号機が並ぶ=9月30日(共同通信社機から)
新潟県の東京電力柏崎刈羽原発。手前側に5、6、7号機、奥側に1~4号機が並ぶ=9月30日(共同通信社機から)【拡大】

 東電HDの小早川智明社長は6月の就任会見で、「(原子力事業は)社内カンパニー化も視野に入れる」と表明。カンパニーとして独立させることで責任や採算性を明確にし、再編への環境作りを進める狙いとみられる。

 これに対し、他電力からは「収益改善が再編の前提条件」という声が上がる。再稼働で収益性が大幅に向上すれば、他電力にとっても再編の効果が出てくる。ただ、地元との信頼関係が不可欠の原発は、「(再編で)事業者が変わることはあり得ない」との慎重な見方も根強い。

 東電HDが収益力を取り戻し、再編・統合を実現できるかどうか。着実な再稼働の実現がカギとなる。