【フロントランナー 地域金融】みなと銀行による農業参入支援(3) (1/2ページ)

新庄徹也・投資業務部副部長
新庄徹也・投資業務部副部長【拡大】

 ■10期分の決算予測行い採算性検証

 農業参入を目指す福井建設は2015年8月、高級品種のニンニク「福地ホワイト六片」の試験栽培のため、圃場(ほじょう)整備を始めた。使用する土地は利用されていない休耕地だったため、まずは土壌の改良や整地を行ったのだが、みなとキャピタルの新庄徹也・投資業務部副部長はここで福井建設の実力を目の当たりにした。

 重機を使った大掛かりな作業を手際よく行い、雑草の生えた土壌を入れ替えるために表面の土を削り取ったり、水はけを良くするために測量して平らにならし、パイプを埋めたり。土木建設業を主業とする企業にとって圃場整備は得意分野なのだと実感、「従来の専業農家よりもむしろ高度な整地を行っており、これなら質の良いニンニクが生産できると確信を得た」(新庄副部長)という。

 みなと銀行は、栽培品目の策定だけでなく、定量面でも事業立ち上げの支援を行った。具体的には、10期分の決算予測作成を通じた採算性の検証だ。

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