【スポーツbiz】2年目迎えたBリーグ、将来に向け「基礎固め」 健全経営へ正念場 (2/3ページ)

Bリーグの栃木-三河戦でドリブルする栃木の司令塔、田臥勇太選手=9月29日、宇都宮市体育館
Bリーグの栃木-三河戦でドリブルする栃木の司令塔、田臥勇太選手=9月29日、宇都宮市体育館【拡大】

 B1クラブの売上高を「7億円程度」と試算するBリーグにとって、栃木は「いい経営モデル」である。内訳は、37%を占めるスポンサー料が3億7730万円、動員増のチケット収入が27%で2億7250万円。さらに、グッズ収入が10%の1億320万円、子供たちを指導するスクール収入が8%の8230万円と続く。Bリーグへの関心の高さ、初代王者に輝いた好成績が数字を押し上げた。

 運営会社では、そうした背景をもとに、さらなるプロモーションの拡大、試合でのアリーナ装飾や演出設備への投資、フロント人材の強化などの取り組みを掲げる。スクール事業は将来を見据えたファン層の拡大であり、過去最大となったファンクラブ会員数の増大にも大きく関わってくるだろう。

 ここはまた、栃木銀行や下野新聞、リンクアンドモチベーション・グループ、産電といった地元ゆかりの8企業体をスポンサーに迎え、地元密着を打ち出している。実は、それをより徹底しているのが圧倒的な観客動員数を誇る千葉だ。

 原動力に協賛企業群

 千葉は売上高9億1612万円。10億円台には届かなかったものの、前年の6億円台から50%強増え、経常利益は約3800万円と前年より約20%伸ばした。原動力が「パートナー」と呼ぶ協賛企業群である。

 年間100万円以上出資した企業を「パートナー」に認定、現在307社を数える。千葉銀行や千葉興業銀行、中山競馬場に淑徳大学、千葉商科大学、さらには船橋整形外科、鷲見医院など多種多彩な支援グループだ。これらパートナー収入が約4億円で千葉財政の4割以上を支えている。

2年目のBリーグへの宿題