【京都発 輝く】丸二 「京からかみ」壁紙など内装材で需要拡大 (1/5ページ)

体験施設「唐丸」で京からかみを製作する様子を見せる丸二の関係者ら=8月、京都市下京区
体験施設「唐丸」で京からかみを製作する様子を見せる丸二の関係者ら=8月、京都市下京区【拡大】

  • 西村和紀社長
  • 唐丸で販売している「京からかみ」関連商品。ウォールパネル(上)、体験キット(中)、スタンプ(下)

 京都の伝統工芸の一つ「京からかみ」を製造・販売する丸二(京都市下京区)。古くは江戸後期の天保年間から使われる版木約300種余りを使い、従来のふすまの障子だけでなく、インテリア製品などを開発することで、新たな住環境の内装材として提案を進めている。8月末には、京からかみの魅力を知ってもらい、製造体験もできる施設「唐丸」を本社隣に開業。千年の都に伝わる京からかみの魅力を国内外の観光客に発信し、新たな需要拡大を目指している。