ヤマト、大阪の物流施設開所式

 ヤマトホールディングス(HD)は5日、大阪府茨木市のパナソニックのテレビパネル工場跡地に完成した大型物流施設の開所式を開いた。最新のロボット設備などで作業の省力化を進め、インターネット通販の拡大に伴う荷物の急増や人手不足への対応を強化。関西の拠点として活用する。

 6階建てで、延べ床面積は約9万平方メートル。11月から本格稼働する。コンテナの下に潜り込んで運搬するロボット機器を活用するほか、トラックとトレーラーを連結した全長25メートルに及ぶ大型車両で一度に大量の荷物を搬入できる仕組みを整えた。ヤマトHDの山内雅喜社長は「作業の機械化や自動化により、従業員の負担軽減にも配慮していきたい」と述べた。施設は大和ハウス工業が約500億円を投じて建設し、ヤマトHDが借りて使用する。