空港内保育園、視界は良好 不規則勤務に対応、人材確保へ増加 (2/2ページ)

羽田空港の七夕飾りの前で合唱する、「羽田空港アンジュ保育園」の園児たち
羽田空港の七夕飾りの前で合唱する、「羽田空港アンジュ保育園」の園児たち【拡大】

 鹿児島空港を拠点に離島路線などを運航する日本エアコミューターのCA、渡辺陽子さん(29)は2児の母。第2子を出産後、職場復帰については、自分もパイロットである夫も実家が遠く、親たちのサポートを受けられないことから迷っていた。そんな中、わらべ保育園のことを同僚から聞き、一時保育を利用してみて復帰を決断した。

 午前6時すぎに出勤する日や、6便乗務する日も。夫婦で出勤が遅い方が預け、先に帰る方が迎えに行く毎日だ。「子供に働く姿を見せたい気持ちがあった。4歳の娘は『CAになる』と言っている」と笑顔で話す。

 わらべ保育園の保育時間は午前6時から午後10時まで。月末に航空会社の翌月のシフトが決まると、それに合わせて保育士の勤務を組み替えて柔軟に対応するときもある。田中洋己園長(69)は「今までは子供ができると仕事を辞めざるを得ない人もいた。そういう事情を解決したい」。評判を聞き付け、今では他空港の関係者も多く見学に訪れている。