エネルギーは無尽蔵も… ソーラーカー量産車化、遠い道のり (4/4ページ)

新型プリウスPHVの太陽光パネル(ブルームバーグ)
新型プリウスPHVの太陽光パネル(ブルームバーグ)【拡大】

 一方、太陽光発電システムでは効率を上げて航続可能距離を拡大することが課題であり、普及に向けたコスト削減などを考えると、「まだまだこれからの技術という認識だ」とも指摘した。

 トヨタは新型プリウスPHVの太陽光パネルについて、日本と欧州向けにオプションで搭載可能としているが、北米では需要がないとして設定していない。しかし、太陽光エネルギーの活用は日本など一部の動きとも言い切れない。

 ブルームバーグ・ニューエナジー・ファイナンスのアナリスト、コリン・マッケラッチャー氏は、太陽光パネル設置のメリットは「限定的な状況が続く」ものの、今後特に高級なEVでオプションとして、より多く搭載されるようになるとみている。EVメーカーの米テスラが新型セダン「モデル3」にオプションとして設置する可能性があることを示唆しているとも述べた。

 街中でソーラーカーが見られるようになるためには、不便な部分があっても我慢しなければならない「未来の車」から、多くの人が地球環境への貢献などメリットを感じて購入してくれる車になる必要がある。パナソニックの吉田氏は「まだまだ道は簡単ではない」としながらも、トヨタの他の車種や他社の車も含め将来は全ての車に太陽光パネルを搭載する目標を掲げている。(ブルームバーグ Emi Nobuhiro、Chisaki Watanabe)