シャープ、台湾の携帯販売会社に出資 家電の販路を拡大

シャープ本社=堺市堺区
シャープ本社=堺市堺区【拡大】

 シャープは10日、台湾の携帯電話販売会社「オーロラテレコム」に出資し、株式の33%を取得する契約を結んだと明らかにした。同社は台湾全土に148店舗を展開し、家電製品を扱う店もあることから、出資を通じてシャープの液晶テレビや冷蔵庫などの販路を拡大する。出資額は非公表。

 シャープの戴正呉社長が社員向けに送ったメッセージで明らかにした。出資はシャープの現地子会社を通じて行い、近く完了する見込み。すでに今月2日から一部店舗でシャープの家電製品の販売を始めており、将来的には産業向け製品の販売代理店としての活用も視野に入れている。