パナの自動運転システム、画像処理技術で360度認識 22年めど実用化

公開されたパナソニックの自動運転システムを搭載した試作車=10日午後、横浜市
公開されたパナソニックの自動運転システムを搭載した試作車=10日午後、横浜市【拡大】

 パナソニックは10日、開発中の自動運転システムを搭載した試作車を報道陣に公開した。テレビやデジタルカメラで培った画像処理技術を生かし、歩行者が多い場所でも中低速で走行できるシステムの開発を急いでおり、2022年ごろに実用化したい考えだ。

 横浜市の実験場で公開した試作車は2人乗りの小型車。赤信号で自動停止したり、停車車両や歩行者に見立てた人形を自動で避けて走ったりしてみせた。本年度内には公道での実証実験も行いたいとしている。

 開発中のシステムは、カメラやレーダーで周囲360度の状況を認識。夜間や濃霧など見通しの悪い中でも周囲の人や車の動きを検知し、人工知能(AI)が人の動きなどを判断して車両を制御するという。

 パナソニックは自社で自動車の製造までは行わず、自動車メーカーに自動運転システムを納入する方針。同社は自動車関連事業を成長の柱と位置づけており、21年度までにこの分野の売上高を2兆5000億円まで伸ばす目標を掲げている。