マツダ、次世代エンジンを公開 得意分野に磨きかけ競争力

マツダの小飼雅道社長と次世代エンジンのモデル=10日午後、山口県美祢市
マツダの小飼雅道社長と次世代エンジンのモデル=10日午後、山口県美祢市【拡大】

 マツダは10日、従来より燃費性能を2~3割改善した次世代エンジン「スカイアクティブ・エックス」を報道陣に公開した。2019年に同エンジンを搭載した車両を投入する予定で、今月27日から開催される東京モーターショーで、同エンジンを搭載したコンセプトカーを世界初公開する。

 この日は山口県美祢市の自動車試験場で、同エンジンを搭載した車両が日本で初めて公開され、試乗会も開かれた。

 小飼雅道社長は記者団の取材に応じ、「燃費だけでなく、加速時の動力性能も高めた」と強調したうえで、「良い商品を投入して評価を広げていきたい」と話した。

 スカイアクティブ・エックスは、11年に完成し、同社の業績回復の原動力となった「スカイアクティブ」の後継で、ガソリンと空気の混合気を圧縮して着火することで、エネルギーの効率性を高めた。

 自動車大手の中で「中堅」に位置するマツダは投資余力が限られており、エンジンという得意分野に磨きをかけて競争力を高めるという独自戦略を進める。今後の電気自動車(EV)の普及は専門家でも意見が分かれているが、新車販売に占める比率は30年でも1~2割程度との見方が強い。

 マツダはEV開発でトヨタ自動車などと連携することで投資額を抑制。エンジンを主体にした同社独自の「マイルドハイブリッド車」も開発しており、電動車にも目配りするが、補完的な位置づけとしている。