自工会会長代行にトヨタ社長 日産問題、モーターショーへの影響回避

 日産自動車が無資格の補助検査員に新車の出荷前検査をさせていた問題を受けて日本自動車工業会(自工会)は10日、豊田章男副会長(トヨタ自動車社長)が自工会の会長代行に就いたと発表した。東京ビッグサイト(東京都江東区)で27日に開幕する東京モーターショーに日産の無資格検査問題が影響することを避けるため、豊田氏が西川広人自工会会長(日産社長)に代わって、モーターショーの準備や会長あいさつなど式典業務を一時的に担う。

 日産は6日、新車の無資格検査問題で38車種約116万台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。西川会長は、信頼回復に向けた対応に専念するため、自工会に会長代行の設置を要請。会長職にはとどまる。

 会長代行を置く理由について自工会は「モーターショーをさらに盛り上げることを最優先するため」としている。