バイオテクノロジーやライフサイエンス分野の最新技術を一堂に集めた見本市「BioJapan2017」が11~13日、横浜市西区のパシフィコ横浜で開かれる。3~6日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「シーテックジャパン2017」と同様、ベンチャー企業による最先端のIT技術を駆使した多彩な医療機器が数多く紹介される。
医療機器開発ベンチャーのクリュートメディカルシステムズ(東京都新宿区)は、頭に装着するヘッドマウント型視野計「アイモ」を出展する。自動で眼の動きを監視する「トラッキング」という機能を備え、両眼同時に視野の広がりを測定できる。
また、人工知能(AI)ベンチャーのエルピクセル(東京都文京区)は、AIを活用したライフサイエンス研究者向けの画像解析技術「イマセル」を紹介。画面上の案内に従って、顕微鏡などで撮影された細胞などの画像を登録すると、自動的にAIが解析した複数の候補からイメージに近いものを選択する。この技術を使うと、これまで時間がかかっていた細胞の数なども簡単に把握できるようになるという。
このほか産業革新機構が投資先のベンチャー企業の最新技術を展示するコーナーを設ける。
入場料は5000円。ホームページによる事前登録者は無料。