【広報エキスパート】「GINZA SIX」開業から半年 森ビルがさらに進める10の大型再開発 (2/2ページ)


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 --改めて、森ビルが目指していることは

 森ビルは20年以上前から、「熾烈(しれつ)化する国際都市間競争を、東京が勝ち抜かなければならない」「東京が日本のエンジンとなって、日本全体を引っ張らなければならない」と言い続けてきました。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催で、世界の目が東京に注がれます。魅力ある都市づくりを進め、未来都市としての東京をお披露目する絶好のチャンスと捉えています。

 --広報体制は

 メンバーは総勢15人。社内外へのトップの発信、報道対応、社内広報、リスク管理、広告制作、ウェブやSNS、街育プロジェクトなど、1人が2、3テーマを兼務しています。ネットの発展などメディア環境が変化するなか、コンテンツの作り手である現場記者の方々とのコミュニケーションがますます重要だと考えています。

 --19年に創立60周年を迎えます

 森ビルらしい都市づくりを継承・発展させていく源泉は間違いなく人(社員)です。創立60周年という節目に、「都市づくりに対する高い志」「都市とまっすぐ向き合う姿勢」や、「決して諦めない」「前例のないことへの挑戦」など、森ビルらしさを支える思想や姿勢を再認識しつつ、全社一丸となってさらに力強く未来に向かう機会にしたいと考えています。(エフシージー総合研究所 山本ヒロ子)=随時掲載

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【プロフィル】野村秀樹

 のむら・ひでき 1994年青山学院大理工卒。森ビル入社。営業部門に配属、市場調査、商品企画などを担当。97年広報部の配属となり広報一筋。2010年から現職。