新プロペラ機日本納入狙う 欧州大手、短い滑走路向け

※写真はイメージです(Getty Images)
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 欧州のエアバスなどが出資するプロペラ機大手ATR(フランス)のクリスチャン・シェーラー最高経営責任者(CEO)は、離着陸に使う滑走路が短い離島や地方路線向けの新型プロペラ旅客機を開発し、世界各国の航空会社に対する2020~21年の納入開始を目指す方針を明らかにした。12日までに東京都内で共同通信のインタビューに応じた。新型機「42-600S」(30~50席)は最短800メートルの滑走路でも離着陸できる「最大50席クラスで唯一の旅客機になる」という。

 滑走路が短いため、定員がより少ない旅客機しか乗り入れられない離島や地方の空港を結ぶ「新たな選択肢が広がる」と強調した。

 滑走路の長さが800メートルの国内空港は東京都の新島と神津島、長崎県の上五島と小値賀、沖縄県の波照間、粟国、慶良間などがある。最短千メートルの滑走路で離着陸可能な現行機種「42-600」(標準48席)を改良し、離陸推力の強化や客室の軽量化などでより短い滑走路にも対応できるようにする。(共同)