韓国ロッテが持ち株会社制に移行 経営の透明化をアピール

ロッテグループの持ち株会社発足の記者会見で発表された、新会社のロゴマーク=12日、ソウル(共同)
ロッテグループの持ち株会社発足の記者会見で発表された、新会社のロゴマーク=12日、ソウル(共同)【拡大】

 韓国ロッテグループは12日、持ち株会社制に移行した。系列のロッテ製菓など4社が傘下に入る。ロッテでは2015年、創業者の経営権争いの過程で不透明な経営体質が表面化した。今回の措置でグループ内の関連会社が複雑に株式を持ち合う「循環出資」と呼ばれる構造を大幅に解消し、経営の透明化をアピールする。

 4社を投資部門と事業部門に分割した上で、投資部門の合併を通じて持ち株会社を形成。各事業部門は会社組織とし、持ち株会社が各事業会社の株式を今後20%以上持つ。日本側の中核企業のロッテホールディングス(HD)と同様の構造となる。

 持ち株会社は、国内外の計138社を子会社として抱える。韓国ロッテグループの重光昭夫(韓国名・辛東彬)会長と、黄●圭経営革新室長が共同代表を務める。

 重光会長は兄の宏之(同・辛東主)氏との経営権争いに事実上勝利しているが、持ち株会社化により、さらに経営権を強めることになる。

 これまで事実上の持ち株会社だったホテルロッテは、日本側系列会社の支配下にあり、韓国では複雑な対日感情を背景に、グループ企業が「日本企業」などと批判的に呼ばれることもあった。持ち株会社の株式のうちロッテHDの持ち分は4.5%にとどまり、日本側の影響力が弱まった。(ソウル 共同)

●=王へんに玉

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