「五つ星」の実力“初輸出” 羽田空港の運営会社、パラオでターミナル事業手がける

 羽田空港国内線ターミナルビルを運営する「日本空港ビルデング」が南太平洋の島国、パラオで空港ターミナル事業に乗り出す。羽田は今年、民間の世界空港ランキングで4年連続「五つ星」に輝いた。その実力を初めて海外に“輸出”する。

 昨年8000万人を超え、過去最多となった羽田の年間旅客数は世界5番目。その旅客を迎えるスタッフのサービス水準や施設の使いやすさ、清潔さなども高く評価され、英航空関連調査会社は2014年以降、最高水準の「5スターエアポート」(現在世界に8空港)に毎年選んでいる。

 日本空港ビルは、羽田で培ったノウハウや資産を生かしてビジネス展開できないかと、アジアを中心に模索。そんな中、双日とともにパラオ国際空港の運営を手掛けることが決まった。

 パラオはダイビングやシュノーケリングの人気スポットがあり、15年には人口の約8倍に当たる16万人超が訪れ、約3万人が日本人だった。2100メートルの滑走路を持つ空港は、ボーイング767など中型機も乗り入れ、成田空港から米デルタ航空が定期便を運航するほか、日航や全日空もチャーター便を飛ばしている。

 計画では、来年5月ごろから改修工事を始め、約5500平方メートルの2階建てターミナルを、床面積を1.5倍ほどに広げ、運営に関わる。総事業費は約35億円。