「FSC認証」紙製品が森林を守る ビール・飲料の包材に導入拡大 (2/2ページ)

FSC認証マークの付いた「サントリー天然水」の包装段ボール
FSC認証マークの付いた「サントリー天然水」の包装段ボール【拡大】

 ビール・飲料メーカーではキリンホールディングスも、グループ各社で「6缶パック」に使う紙容器を、年内にFSC認証製品へ切り替えると宣言した。それ以外の紙パックや段ボールは2020年末までに100%切り替え、コピー用紙やカタログ、封筒などもFSC認証紙か古紙再生紙を使う。グループでは年間10万トン以上の紙を使っており、資材調達先のメーカーに同認証の取得を要請する。

 FSC認証は2012年ロンドン五輪・パラリンピックの資材調達で採用され、20年東京大会でも、メイン会場となる新国立競技場がCoC認証を受けた国産材を使って建設される計画。認証の取得を打ち出す家具メーカーも多く、今後、さまざまな場面でFSCのロゴマークを目にする機会が増えそうだ。