自動運転支援に準天頂衛星活用 三菱電機、試作車公開

濃霧で見えない車線も衛星を用いた測位技術で把握し、安全な走行を支援する=16日、神奈川県鎌倉市
濃霧で見えない車線も衛星を用いた測位技術で把握し、安全な走行を支援する=16日、神奈川県鎌倉市【拡大】

 三菱電機は16日、次世代の運転支援技術を搭載したコンセプト車「EMIRAI4(イーミライフォー)」を公開した。準天頂衛星システムからの信号を用いて自車位置を認識する技術など、自動運転を支援する複数の技術を搭載して安全性を高めたのが特徴だ。27日に開催される東京モーターショーに出展する。

 衛星の信号を使った高精度の測位技術は、3次元地図と組み合わせ、運転席のディスプレー上に自車が進むべき道路や車線をAR(拡張現実)で表示する。濃霧や雪道など見通しが悪い環境でも安全な走行ができる。2020年以降の実用化を目指す。

 また、車内中央に設置した広角カメラ1台で、運転席や助手席を同時にモニタリングするシステムも開発した。運転手が脇見や居眠りをしていないかなどを常に確認し、自動運転から手動運転への安全な切り替えを支援する。この技術は車メーカーの採用が決まっており、来年から量産を開始する予定だ。