専用サイトで詳細履歴アピール ベネッセi-キャリア (1/2ページ)

「DODAキャンパス」のサービス詳細について説明する大竹航新卒事業本部長(左から2人目)ら=東京都千代田区
「DODAキャンパス」のサービス詳細について説明する大竹航新卒事業本部長(左から2人目)ら=東京都千代田区【拡大】

 ■就活の「面接一発勝負」改善

 キャリア支援を手掛けるベネッセi-キャリアは、学生と企業をマッチングするサイト「DODAキャンパス」を11月から本格的に稼働する。学生は自身の専用ページに学習歴や経験などを記載する。企業は学生のページを閲覧して会社説明会参加などを呼びかける。限られた面接では分からない詳細な情報が開示されることで、就職のミスマッチを防ぐ。今年度中に学生8万人と企業4000社の登録を計画している。

 DODAキャンパスの登録者は「キャリアノート」という個人のページを持ち、専攻や留学、部活動、アルバイト経験といった4年間の成長の履歴を記録する。画像、動画も添付でき、より分かりやすく効果的に自己をアピールできる。登録者は適性検査(GPS)を無料で受験でき、「どんな状況においても冷静に対応する力」「未知のものに挑戦する力」「相手の立場に立とうとする姿勢」といった結果が、それぞれの記載項目とひも付けられる。例えば経営学のゼミで菓子メーカーの新商品企画の一般公募に応募した経験の記述には、「自ら先頭に立って進める力」「粘り強くやり抜く力」といった項目が表示されて、授業やゼミで学んで身に付けたスキルを“見える化”する。

 このほか、先輩たちの体験談や企業訪問ルポなどの情報提供、オンライン講座やインターンシップ情報といったキャリア支援のためのコンテンツを利用できる。