日本の技術シーズ 海外発信サービス ナインシグマ

 技術開発支援を手がけるナインシグマ・ホールディングス(HD、東京都千代田区)は、日本の研究機関や企業の技術シーズを海外に発信するサービスを始めた。経済活動のグローバル化により、海外企業のなかにはものづくりを中心とした日本の技術に関心を持つところが多い。海外企業の開発ニーズと日本の技術シーズとの結びつけ、新技術やサービス開発を後押しする。

 新サービス「テックボックス」には、日本の研究機関や大学などから最新の研究成果などのシーズに関する情報提供を受け、それを専用サイトに掲載する。海外企業はそのサイトにアクセスし、関心のあるテーマや分野などを手がかりに検索する。検索後、表示された開発シーズを4段階で評価し、専用の記入フォームを通じて詳細な問い合わせもできるようにした。

 テックボックスには、まず国の研究機関や大学などに技術シーズに関する情報の提供を求める。その見返りに研究機関や大学などには掲載した技術シーズへの反応などのデータを開示する。将来的には日本の企業からも有料で技術シーズの情報掲載を募る考えだ。一方、海外企業は無料でサイトを閲覧できる。

 すでに約7100件の技術シーズが登録されており、初年度は1万件、3年後には3万件のシーズ案件登録を見込む。また海外企業の利用も初年度3000社、3年後には1万5000社を目指す。