【現場の風】ゆうちょ銀行・佐護副社長 「変わらなければならない」収益性向上へ意識改革 (1/2ページ)

ゆうちょ銀行副社長の佐護勝紀さん
ゆうちょ銀行副社長の佐護勝紀さん【拡大】

 --投資責任者として、運用の高度化を進めてきた

 「『リスクを取って収益を上げる』という任務を与えられたが、実際にゆうちょ銀行のポートフォリオ(資産構成)をみると、リスク自体は取っていたが、株式と為替に偏りすぎていたので、リスクを調整するところから始めた。その後も(上場する)日本株を積み増さなかったのは、PE(未公開株)の方がリターンが高いからだ」

 --PEなどの「オルタナティブ投資」を拡大した

 「PEと不動産、ヘッジファンドのオルタナティブ投資に、7年程度で6兆円前後を充てる。7年もかけるのは、優良な業者とだけ付き合って質を重視するほか、時間の分散をはかるという意味がある」

 --外資系証券会社から転身した理由は

 「これまで(証券会社で)国内の機関投資家や金融機関に対して、取引や運用手法、リスク管理などについていろいろな提案をしてきたが、ほとんど聞いてもらえないのが実情。業者の理解不足もあるが、運用者側の動きの鈍さ、やる気のなさもある。担う側にまわれば自身で意思決定でできる。また、業界に与えるインパクトも大きく、やりがいを感じた」

実際に入行して感じたことは