【現場の風】Gショック、1億個突破 高い実用性・信頼性で地位確立 「ライバルいない」 (1/2ページ)


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 □カシオ計算機専務執行役員・増田裕一さん(63)

 --腕時計「G-SHOCK(ショック)」の世界出荷個数が累計1億個を超えた

 「1983年に販売を始め、90年代にブームが到来。出荷個数が1000万個を突破したのが96年だった。その後販売が落ち込み経営にも打撃になったが、2000年代からアナログ展開にも踏み出し大きく成長した。16年度は過去最高の850万個を出荷した」

 --発売当初はまず米国でヒットした

 「(壊れないことを示すため)1984年にアイスホッケー選手がパック代わりにGショックを打つCMを流したところ人気が爆発した。アウトドアにマッチすることや壊れにくさなどが米国人に受け入れられたのだろう。その後、米国発ファッションとして日本に“逆輸入”され、若者中心に浸透していった」

 --ファッションの一部として高く評価された。もっとも原点は『落としても壊れない腕時計』だった

 「開発担当者が壊れない時計を作ろうと悪戦苦闘した当時を思いだす。試作機を3階から投げ、割れていないかをチェック、そしてまた投げる、その繰り返しで試作機が200個以上になったのは今も語りぐさだ」

「まるでジーンズのような存在」