神鋼データ改竄、管理職が隠ぺい 厚板加工も捏造 新たな不正「ないと言い切れない」

データ改ざん問題の会見で頭を下げる神戸製鋼所の(左から)山本浩司常務、梅原尚人副社長、勝川四志彦常務=20日午後、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)
データ改ざん問題の会見で頭を下げる神戸製鋼所の(左から)山本浩司常務、梅原尚人副社長、勝川四志彦常務=20日午後、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】

 神戸製鋼所は20日、グループのアルミ・銅事業部門の長府製造所で、データ改竄(ざん)問題を自主点検する過程で、管理職を含む従業員が不正を報告しない妨害行為があったと発表した。厚板の加工を手掛ける子会社で、新たに測定データを捏造する不正が見つかったことも発表した。顧客と約束した測定を実施しなかったり、データを捏造したりしていたという。

 銅管をつくるグループ会社について、日本工業規格(JIS)の認証機関から審査を受けていることも発表した。JIS証明書を改ざんしていた。悪質であればJIS認証の取り消しもあり得る。

 神鋼の梅原尚人副社長は20日の記者会見で、新たな不正判明などを「改めておわびする」と謝罪した。

 梅原副社長は、JISの認証機関から審査を受けている銅管について「法令違反になると認識している。信頼は大きく失墜した」と述べた。

 神鋼は、複数の第三者のみで構成する「外部調査委員会」を設置すると発表した。

 一方で、梅原副社長は、さらに不正が発覚する可能性が「ないとは言い切れない」と述べた。

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