トヨタ、スマホ向け車線別の渋滞情報サービス 都内で来春スタート

 トヨタ自動車は23日、東京都のタクシー500台から収集したデータを基に、道路の車線別の渋滞状況が分かるサービスを来春に都内で始めると発表した。同社のスマートフォン向けナビゲーションアプリで提供する。

 車に搭載した通信機器で位置や速度の走行情報、画像データなどを集め、人工知能(AI)を使って解析。渋滞状況を道路の区間だけでなく、車線単位で確認できるようになるという。

 タクシー事業者団体の全国ハイヤー・タクシー連合会(東京)と協力し、今年4月から取り組む実証実験の一環。同連合会とは、タクシーの配車サービスや自動運転などの分野でも連携を進めている。