東芝、30年3月期が1100億円の最終赤字に 東芝メモリ売却の税負担計上

東芝の本社が入るビル=東京都港区
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 東芝は23日、平成30年3月期の連結業績予想を下方修正し、最終損益見通しが従来の2300億円の黒字から1100億円の赤字になると発表した。半導体子会社「東芝メモリ」の売却契約を結び、半導体メモリー事業の価値が確定したため、税金負担として3400億円を先に織り込んだ。負債が資産を上回る債務超過額も従来予想の4100億円から7500億円に膨らむ見込みだ。

 ただ、東芝メモリの売却が30年3月末までに完了すれば、税引き前利益で約1兆800億円、株主資本は7400億円の改善が見込めるため、30年3月期最終損益は黒字に転換し、債務超過も解消できるもよう。

 また、東芝は同日、11月1日付で執行役を23人から15人に減らすと発表した。社会インフラなど主要4事業の分社化に伴い、東芝本社は持ち株会社に近い形態になるため、本社機能や執行役の体制を見直す。