【新興国に翔ける】アジアで売れない日本消費財メーカー、理由は「4P」にある まず3Pの見直しを (2/2ページ)


【拡大】

 日本で実績のある「Product」でも、自分たちができる範囲内でコストを削減した「Price」でもだめで、アジア新興国の消費者の生活水準を考えた上で、どのくらいの金額だったら中間層が買えるのかを考えるべきなのだ。ランチが150円で食べられる国で、その国では無名の100円菓子は誰も買わないということを肝に銘じなければならない。「Place」は、アジア新興国の多くで小売市場の8割を占める伝統小売りこそが、中間層が買いやすい売り場なのだ。「Promotion」は、アジア新興国では自社商品の知名度が皆無であることを自覚し、最初からある程度のコストをかけていく必要がある。「Product」「Price」「Place」の3つのPが最適化されれば、「Promotion」の効果も自然と高まっていくだろう。

 「4P」を最適化することが、取りも直さずアジア新興国で売れる仕組みを作るための非常に重要な鍵なのだ。

【プロフィル】森辺一樹

 もりべ・かずき 海外販路構築のスペシャリスト。15年以上にわたり1000社以上の海外展開の支援実績を持つ。アジア新興国市場の販路構築が専門。海外市場開拓コンサルタントの第一人者として活躍中。“アジアで売る”ためのノウハウをネットラジオで無料配信中! www.spyderagent.com/podcast

 >>森辺氏のツイッターは @kazukimoribe