【東芝臨時株主総会詳報】(2)綱川社長「人材流出起きているとは考えていない」 (2/3ページ)

会場受付へ向かう株主ら=24日午前、千葉市美浜区 (川口良介撮影)
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 --(女性)「企業風土の改革」「風通しの良い会社」に改革する取り組みは、どこまで進んでいるのか。私は東芝に勤め、激務による鬱病を起こした。裁判では全面勝訴したが、職場復帰にどう取り組むのか

 牛尾文昭人・執行役専務(人事担当)「企業風土の改革は、着実に前進していると考えている。訴訟は東京高裁で昨年8月に完結したが、判決を受けて解雇を撤退し、同年9月末に損害賠償金を支払っている。現在は社会保険などの手続きがおおむね完了しており、職場復帰への話し合いを進めているところだと認識している」

 --(男性)東芝メモリを売却できなかった場合の代替案はあるのか。「WDの訴訟次第では手続きに悪影響が想定される」「成否は五分五分」だとも報じられている

 綱川社長「仮定の質問だが、環境変化に対してさまざまなことを想定しなくてはいけない。具体的に決めたことはなく、具体的なことは申し上げられないが、上場廃止を避けること、財務基盤を回復することに専念してまいりたい」

 --(男性)東芝から多くの社員が流出している。「風土改革」だけで再建・成長を果たせるのか

 豊原正恭・上席常務(経営企画担当)「従業員が働きやすい職場にする風土改革を進めていくが、一番重要なのは働きがいのある仕事、誇りを持てるかどうかだ。デジタル化とグローバル化の推進によって強い事業を育てることで、社員の誇り、やりがいを育みたい」

 綱川社長「人材流出が起きているとは考えていない。早く再生を果たすことが社長のつとめだと考えている」